仏果を得ず /三浦しをん


おそらく現代のほとんどの人に馴染みのない文楽。
そんな馴染みの薄い世界に飛び込んだ若き太夫の物語です。

のっけから彼が住んでるところにぶっ飛んだ(^^;)
大家の考え方に、なるほど、とうなずかされ。。。
仏果を得ず


大家さんの豪快発言がいい味出してます。
生まれることと死ぬことが一つ所ですむなんざ、「まさにゆりかごから墓場までやな」とかなんとか。
こんな柔軟な発想の大家さんってステキじゃないですか!


物語の本筋、文楽についてはしっかりと書き込まれていて、魅力的。
文楽を上演するにあたり、それぞれの演者の役割分担だとか、舞台裏がどんな風になっているのか、とか。
文楽劇場に回転床があるなんて、まったく文楽を観たことがないnokiaには知識がなかったことです。
文楽に教本や台本がないというのもびっくり。
人づてに伝承していくんですね。
とても原始的な方法で。。。
文楽のことをまったく知らなくても、主人公がひとつひとつ解説しながら物語を進めてくれます。
コレ一冊読み終わる頃には、何本か人形の物語を観てきた気分になれます。


そして、きっと生文楽を観たくなること、間違いないです。
小説を読んで何なにしたくなった、
そう思わせてくれる作品って満足感がありますね。


「仏果を得ず」の取材ノート的な作品、
『あやつられ文楽鑑賞』も併せて読むとgood(^_^)v

あやつられ文楽鑑賞 [ 三浦しをん ]

価格:648円






さて、あなたは今夜、何を読みますか〜?









  



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